ランチア デルタ コンデンサーの違い #2

corsoueda2009-07-10

前回から話はちょっと逸れるが、
ウチでコンデンサーを交換する場合、
リキッドタンク(レシーバー)も、
同時交換を推奨している。


リキッドタンクは冷媒の、
水分や異物を濾過し、
コンデンサーで完全に、
液化できない冷媒を、
気体、液体に分離させ液化した冷媒を送り出し、
エンジン回転数などで変化する冷媒の吐出量を、
調整する貯水槽のような役割を果たすなど、
とても重要な部品である。


おそらくは新車時から無交換の車両も見受けられるが、
リキッドタンクのみを交換するだけで、
エアコンの効きが改善されることもある。


リキッドタンクが完全に詰まりだすと、
圧ばかり上がる割に、適正な冷媒流量の確保ができなくなり、
エアコンの効率を下げることになる。
リキッドタンク内のフィルターが砕けたりすると、
コンプレッサーを破損させたり、
冷媒の経路やエキスパンションバルブを詰まらせたりと、
大きな出費を伴う作業になってしまうので、
交換歴がはっきりしない場合は交換しているわけである。
で、肝心のコンデンサーは次回の日報で。

デルタのリキッドタンクは、
インタークーラーの前に取り付けされている。
純正品だと製造年月日が印字されているモノもあるが、
画像の様に表面に錆が出ている場合は、
外観だけでは判断できないが、
おおよそ詰まりかけているモノが多い。


つづく

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