フィアット ムルティプラ #2

corsoueda2009-03-30

初代ムルティプラは、
今から40年以上前に、
チンクエチェントの生みの親でもある、
天才エンジニア ダンテジアコーザ氏による、
作品のひとつだが、よくもまあ3m50cm余りの、
現代の軽自動車よりも少しだけ長い全長に、
3列シートのレイアウトを採用したものだと感心させられる。

と言っても2列目、3列目は補助席程度のモノで、
長時間の移動は罰ゲームになってしまうが、
大きな荷物を運ぶときには、シートを上手く収納することができ、
収納するとフラットな荷台が出現する。

実物を見ると、さらに小さく感じられるが、
クラッシャブルゾーンは皆無に等しく、
衝突など万が一のことがあれば、
間違いなく乗員は無傷では居られないだろう。

しかし運転してみると、
そんなことは問題ではなく、
車本来の運転する楽しさを享受してくれる。
チンクエチェントより、排気量も大きいこともあり、
案外普通に街中を徘徊することが出来る。
現代では違和感のある風体なので、
試運転していても、街の視線が恥ずかしかった。

お知らせ

コルソマルケホームページは引っ越しました。
よろしければ一度お立ち寄りください。
corsomarche.com