フィアット ムルティプラ

corsoueda2009-03-26

先日のフェラーリオーナーの、
もう1台と言うのが初代ムルティプラ


今回の入庫は細々した作業なのだが、
手こずったのはダイナモ
現代の車は交流式発電のオルタネーター。
昔の車は直流式発電のダイナモと呼ばれた。
総称して発電機をジェネレーターとも呼ぶ。


オルタネーターは電圧調整を行うICレギュレターなどを、
本体に組み込み、コンパクトで高効率なモノになっており、
最新のモノだと、燃費向上のために不必要なときには、
発電を止め、ロスを減らすものもある。
ハイブリット車の回生ブレーキと呼ばれるモノは、
ブレーキング時にはモーターを発電機にすることで、
バッテリーに充電するものである。
モーターと発電機は構造的には近いモノなので、
こういったシステムが可能になる。

昔のダイナモは電圧調整などを行うコントロールボックスが、
ダイナモ本体とは別にエンジンルームに取り付けられており、
時には調整も必要となり、リレーのポイントを押さえるブレードを曲げ、
テンションを変えることでオン、オフのタイミングを調整をして行く。


結局はコントロールボックスの問題ではなく、
ダイナモ本体の不良だったのだが、
同時に配線の引き直しなど行った結果、すこぶる調子も良くなり、
久々に昔の車の修理を堪能させてもらった。


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