アルファロメオ156V6

corsoueda2008-06-28

今回の156はエンジン不調と
ブレーキの効きが甘いとのことで
入庫したのだが、156V6(初期型)は
フライバイワイヤになったせいか、
ブレーキの効きがもともと甘かったが、
この車輌はある程度エンジン回転を上げてやれば
サーボが働き始めるが、アイドリングではサーボが働かない状態だった。


ブレーキサーボのバキューム配管から2次空気を吸えば
エンジン不調とブレーキの効きの甘さ両方の症状が出るので、
配管をチェックしたが、問題はなかった。
サーボのトラブルも何度かあったことから、
恐らくはサーボの交換になるだろうと思っていので、
エンジン不調のチェックに入る。
まずはスキャナーで診断した結果、
カムセンサーエラーのエラーが残っていたので、
他車からセンサーを拝借したが結果は同じく不調のまま。
さらにECU等、様々な箇所のチェックをしたが一向に改善されない。
行き詰まってしまった・・・。


別件で某ディーラーに電話をしていたときに、
今回のことを話すと、あっさりと回答が返ってきた。
不調原因はタイミングベルトのクランクプーリーのズレ。
クランクシャフトとプーリーは溝が掘ってあり、
その溝にキーという割り箸を短く切った様な金属をはめるのだが、
そのキーがズレてくる個体がたまにあるという。
バラしてみるとキーはズレ、プーリーも削れてしまっていた。
もう少しズレればバルブタイミングがさらに狂い、
最悪はバルブクラッシュしていたかもしれない。
部品を注文し、両方の部品を交換すると、完調になったが、
自分の勉強不足を感じさせる修理となった。


Special Thanks !! Tちゃん!!


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