75TS
今日は最後の純血FRアルファにして、
伝統のアルミブロック4気筒、ドディオンアクスル、ツインスパーク、
変なサイドブレーキレバー、変な位置にあるパワーウィンドースイッチなど
独特のメカを持ちながらもイタリアではパトカーにも使用されている75TS。
作業自体はオイル交換などたいした作業ではないのだが、
この75TSのお客さんは10年乗り続けている。
デルタも然りだが、一部の人は除いて
ウチのお客さんはあまり乗り換えない。
「最近の車で欲しい車がない。」とお客さんは言う。
自分自身もそうだが、最新の車に欲しい車がない。
(金銭面でのこともあるが・・・。)
最新の車に乗る機会もあり、よく出来ているのも解っているのに。
なぜだろう?
ウチに入庫してくる車は大半が90年代なのだが、
90年代の車は魅力が多かったように思う。
その魅力とは各国の各メーカーごとが個性を出していて、
有る程度の実用性とがバランスしていたからではないだろうか?
一昔前の車はトラブルなど多少リスクを抱えてでも、
乗ってみたいと思わせる車が豊富に存在する。
最新の車はトラブルフリーでも乗りたい車があまり存在しない。
偏った人の考えかも知れないが、
車好きにはちょっと寂しい時代のような気がする。
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