75TS

corsoueda2006-07-14

今日は最後の純血FRアルファにして、

伝統のアルミブロック4気筒、ドディオンアクスル、ツインスパーク、

変なサイドブレーキレバー、変な位置にあるパワーウィンドースイッチなど

独特のメカを持ちながらもイタリアではパトカーにも使用されている75TS。

作業自体はオイル交換などたいした作業ではないのだが、

この75TSのお客さんは10年乗り続けている。

デルタも然りだが、一部の人は除いて

ウチのお客さんはあまり乗り換えない。

「最近の車で欲しい車がない。」とお客さんは言う。

自分自身もそうだが、最新の車に欲しい車がない。

(金銭面でのこともあるが・・・。)

最新の車に乗る機会もあり、よく出来ているのも解っているのに。

なぜだろう?

ウチに入庫してくる車は大半が90年代なのだが、

90年代の車は魅力が多かったように思う。

その魅力とは各国の各メーカーごとが個性を出していて、

有る程度の実用性とがバランスしていたからではないだろうか?

一昔前の車はトラブルなど多少リスクを抱えてでも、

乗ってみたいと思わせる車が豊富に存在する。

最新の車はトラブルフリーでも乗りたい車があまり存在しない。

偏った人の考えかも知れないが、

車好きにはちょっと寂しい時代のような気がする。

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