ランチア テージス

corsoueda2008-11-12

車検で入庫したランチアテージス。
一般的には「テージス」が多いようだが、
輸入元のガレーヂ伊太利屋では「テシス」。
他にも「テーシス」など様々だ。


このオーナーはテーマ→カッパ→テージスと乗り継がれ、
家用にイプシロン。趣味でデルタと所有され、
もう20年来のお付き合いをさせてもらっているが、
けっこうな変態である。


車検整備は初車検で距離も少なかったこともあり、
点検と油脂類の交換程度だった。
試運転をすると今までのフラッグシップランチアとは、
全く違い、ようやくブランドに追いついた印象を持った。
テーマやカッパも悪くはないが、ボディー剛性や、
乗り味で「高級感」と言うモノが欠けていたが、
テージスは足廻りなど、マルチリンクのいかにもコストのかかっている
アルミ製のサスペンションアームなどテーマのプレスとは大違いである。
(自分も以前に2台テーマを乗り継いでいるくらい好きな車なので
 決して悪口ではない。念のため・・・。)
ハーシュなども今までのイタリア車に比べると少なく、独特の乗り味だ。
ヨーロッパ車に標準装着のタイヤは全般的に当たりが堅く、
ノイズも大きいモノが多いので、レグノやビューロなど高級車向け国産タイヤを
装着すればもっと良い印象になる気はする。


エンジンは走っているときは気持ち良いのだが、
アイドリングでは、現在の高級車とは思えない微振動があり、
良くも悪くもアルファV6(3.2ℓ)が個性を主張していることに苦笑いしてしまった。
案外、ディーゼル(マルチジェット)の方がこの車とは相性が良いかもしれない。
是非そちらも機会があれば試乗してみたい。

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