ランチア デルタ コンデンサーの違い #1

corsoueda2009-07-09

季節的なモノなのか、
最近毎日のように、
A/Cコンデンサーの、
問い合わせがある。
いかにデルタのエアコンの効きを、
少しでも改善したい人達が多いことを、
肌でひしひしと感じる。
交換後「コレで夏場も乗り切れる!」など、
感謝され、実に修理屋冥利に尽きる。


まずコンデンサーを交換すると、
なぜ効きが改善されるか?ということだが、
クーラーは冷媒ガスをコンプレッサーで、
高温高圧にしたものを、コンデンサーで冷却し、
気化されたガスを液化させ、
エキスパンションバルブで噴霧し、
その時の気化熱でエバポレーターを冷やすという原理で、
缶スプレーを吹き続けると缶が冷たくなるのと同じである。
純正コンデンサーでは冷却効率が悪く、
液化がこなせず、気化したままでエキスパンションバルブまで、
到達してしまい、気体のまま通過しても効率よく、冷たくならない。
圧力にもよるが、コンプレッサーから出た冷媒を、
約20℃下げることが出来れば、冷媒は液化することが出来る。
以前、計測したところ純正ではコンデンサー入り口、出口の差が、
20℃はなかった。
製作したコンデンサーは20℃をやや上回り、
おそらくは液化しているから効きが改善されると思われる。


で、そのエアコンコンデンサーだが、
ウチのホームページにこっそりと、
新タイプのフルアルミバージョンを掲載したところ、
目ざとい方達から「何が違うのか?」との問い合わせが増えてしまった。

まず重量がノーマルタイプ(黒)は純正と同じく、
1.8Kgに対してフルアルミタイプは1.4Kgと400g軽量。
好みにもよるが、見栄えはフルアルミタイプの方が良い。


つづく


コルソマルケホームページは引っ越しました。
よろしければ一度お立ち寄りください。
corsomarche.com