ランチア デルタ フロント補強パーツ #4

corsoueda2009-02-13

デルタのフロントストラット取り付け部に、
クラックが入る事例が希にある。
ピロアッパーなどに変更している場合なのだが、
そこでボディーのストラットアッパーに被せる、
補強板を作ってみることにした。
ダート競技の車両では見かける手法だが、
デルタのワークスカーにも見られ、
トヨタヴィッツの派生モデル、イストにも採用され、
騒音や乗り心地がヴィッツ比べ改善されたと聞く。


話が若干それるが、
デルタをピロアッパーに変更する際、
ピロアッパーの形状が、ボディー側の曲面に沿いきれず、
局部的に接触することがあるので、
画像の様に取り付け時に確認し、
角を落としてやることをお薦めする。


話を本題に戻すと、材質はスチールで厚みは1.2mm。
前述のとおりアッパーの形状が見た目以上に複雑な曲面で構成されているため、
金型を起こしての立体的に製作しようかとも考えたが、
製作数から考えてコスト面で無理があるので断念。
結局、平面を型で抜き、曲げやすいようにスリットを入れ、
ハンマーなどで沿わしてゆくタイプとなる。
取り付けは溶接するか、パネルボンドなどで接着するかまだ未定だ。
効果もどの程度有るかは未知数だが、
やって悪いことはないように思う。
来週には試作品が完成する予定なので、
まずはそれからだ。


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