アルファロメオ 156 #1 サーモスタット交換

corsoueda2009-02-16

サーモスタットとは、
エンジン水温を適正に保つための部品で、
水冷であればどんな車にでも付いている。
(競技車両など特殊な場合を除く)


エンジン内部の水温が上昇した場合、
サーモスタットの弁が開き、
ラジエータへ冷却水が流れるようになり、
水温が下がれば弁を閉じ、
ラジエータへの水流を遮断する。
サーモスタットは絶えず開閉を繰り返しているのだが、
アルファロメオに限らず、
サーモスタットは消耗品なので、
国産車でも壊れる部品である。


壊れ方は様々で、水温が下がっても閉じきらない場合は、
冷間時からの水温上昇が遅く、高速道路などを走ると、
いつまでも水温が適正にならず、ヒーターの効きが悪くなる。
電子制御のエンジンは水温が低いときは昔で言うチョーク状態になり、
燃料を多く噴くので燃費も悪くなり、オイルの劣化も促進させ、
O2(ラムダ)センサーなど、あらゆるにもトラブルの原因に繫がってゆく。


開ききらない場合は水温が高めになり、最悪はオーバーヒートに繫がる。
中途半端な位置で固着してしまうと水温の上昇は遅く、
上がっても今度は水温が常時高めとなってしまう。

画像は左が不良品で閉じきらず光が漏れている。右は新品。


なんてことない部品だが、車のコンディションを保つためには重要な部品なので、
前述の症状が出ている場合は早めの交換をお薦めする。

お知らせ

コルソマルケホームページは引っ越しました。
よろしければ一度お立ち寄りください。
corsomarche.com