ランチア デルタ センターブレスバー ＃２

センターブレスバーの続き。
どういうタイプにするか悩んだが、
ロールバーなどを装着している人には、
あまり必要のないパーツだし、
かといってファッションのみのパーツは、
製作するつもりはないので、
機能性と実用性、そして加工なしの、
ボルトオンでの取り付けということを考えて、
こういう形状になった。

この形状だとフロントシートのスライドも最大限に動かせ、
大きな荷物を積む際には座面を起こし、
リヤシートも倒すことも可能である。
バーが斜めに入るため、リヤ足下は若干狭くなってしまうが、
実用上はそんなに問題ないレベルにあると思う。
足下が邪魔にならないような下図のようなタイプも試作したが、
曲げが大きくなり試運転の結果、
効果があまり感じられないのでお蔵入りになった。

肝心のインプレッションだが、
段差など乗り越えた際の、ボディーのバイブレーションが、
取り付け後はバイブレーションの収束が改善された。
バー１本で流石に「カチッ」とした印象にはならないが、
可変ダンパーのようにボディー自体の減衰を上げたような、
印象といえば判ってもらえるだろうか？

最終的な価格は今のところ未定だが、
４点式のシートベルトを取り付けている方には、
アイボルトをロングタイプに変更する必要があり、
スペーサーとセットで別途用意する予定である。

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