ランチア デルタ ローテンプサーモ
ホーページには、
先行して画像を、
アップしたのだが、
現在テスト中の、
ローテンプサーモ。
純正サーモスタットは、
ケースと一体になっている非分解式で、
サーモだけの交換は出来ずアッセンブリー交換となる為、
サーモとしては部品も高価でブローバイホースのステーと、
共締めとなっており交換も手間が掛かる。
テストで製作したモノは、
さすがにケースを1から創るには、
金型を起こしたりコストが掛かりすぎるので、
純正OEM品をベースに、
アッパーホース取り付け部のフランジを1度切断し、
新たに製作したフランジをボルトで、
脱着出来る様ケースを加工した。
(製作したフランジ)
こうすることで1度このキットに交換すれば、
以後はフランジの脱着だけでサーモを交換することが出来る。
使用するサーモも国産車のモノを使用するので、
使用用途に合わせて開弁温度も選べる。
純正OEM品は下画像をご覧のとおりラジエーターへの出口が不自然な角度と、
不要なバリや突起があるのでウチでも以前は、
取り付け時にリューターで出来る限り削って修正していたのだが、
今回製作したモノは全くそれがない。
(左 純正OEM品 右 ローテンプサーモ)
そしてサーモの弁自体も面積比で約2倍になっているので、
根本的にラジエーターへの流量を増やすことになる。
冷えすぎる場合は開弁温度の高めのサーモに交換すれば、
オーバークールになることもない。
「ローテンプサーモ」というモノは、
「開弁温度を下げても水温が上がりきれば同じ」とか、
「水温が適温まで上がらなくなりエンジンを傷める」など、
否定的な意見も耳にするが、
ウチでテストしているモノのネーミングは「ローテンプサーモ」だが、
あえて開弁温度の高いサーモを選べば、
「ローテンプサーモ」とは呼べないかもしれない・・・。
つづく
コルソマルケホームページは引っ越しました。
よろしければ一度お立ち寄りください。
corsomarche.com