ランチア デルタ ローテンプサーモ #2

corsoueda2010-03-12

サーモスタットに、
記載されている温度は
あくまで開き始めの、
温度であって、
完全に開くのは、
おおよそ+5℃程度になる。
マニュアルには純正品は85℃となっており、
今回製作したモノには76℃の、
サーモスタットを取り付け、
現在テストしている。


テストの結果次第、
一般販売も予定しているのだが、
今回実際に製作し問題になったのは、
ケースに取り付けられているパイプ類。

出来るだけ価格を抑えるために中古品を下取り、
それを加工し、お返しするようにしたいのだが、
加工はまずこのパイプを取り外すことから始まる。
ところがロットによりパイプに六角が付いているモノと、
付いていないモノがあり、
付いていないモノはパイプを取り外す際に傷が入り、
再使用が難しくなる。

付いているモノ

付いていないモノ


また、4本のパイプのうち1本が、
L型になっているのだが、
この1本が樹脂製のモノがあり、
これも取り外す際、劣化していると破損する可能性がある。


あと、抜いたは良いが、
中古品はパイプが虫食いが酷く、
かなり荒れているモノもある。

ブラスト済みの中古品から抜いたパイプ


以上のことから中古サーモスタットに問題がある場合は、
もったいないが新品のサーモスタットを加工することになる。
一時期欠品が続いた事を思えば、まだましだが、
ずいぶん、たくさんの古サーモを廃棄処分したっけ。
こんなことなら置いておけば良かったなあ。

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よろしければ一度お立ち寄りください。
corsomarche.com