アルファロメオ 156 コード不良

corsoueda2010-03-23

90年中頃以降の、
フィアットランチア
アルファロメオには、
「CODE」と呼ばれる、
イモビライザーが、
装備されている。


イモビライザーとは、
鍵に埋め込まれたチップと、
車両のECUのデータが合致しないと、
エンジンを始動できないようにする盗難防止装置である。


今回入庫してきた156は何故か全く関係のない、
スパークプラグを交換後、セルモーターは元気よく回るが、
エンジンが始動しなくなってしまった。
CODEランプがキーON時に点灯しないので
緊急始動を試みるとあっけなくエンジンは始動した。



なんらかのCODEエラーがある時には
CODEランプ(メーター内の鍵マークの警告灯)が、
ずっと点灯し消えなかったり、
キーON時に点灯しなくなり、
セルモーターは回るのに、
エンジンが始動できなくなる事があるのだが、
こんな場合にCODEを無視して、
エンジンを緊急始動させる方法がある。


その方法は、まずキーをONにし(エンジンは始動しない)、
アクセルペダルを踏み込む。

するとエンジンチェックランプが点灯し、
(年式によりランプがインジェクター形状のモノもある)
数秒後に消灯したらアクセルペダルを放す。

その後エンジンチェックランプが点滅を始めるので、
CODEカードに記載されている、
5つの数字のまずは一つ目の数字(この車両の場合なら3)の、
回数点灯したところでアクセルペダルを踏み込む。

踏み込んだままにし数秒後に消灯したらアクセルペダルを放す。
すると、また点滅を始めるので次の数字の回数点滅したところで、
アクセルペダルを踏み込む。
これを繰り返し5つの数字を入力すると素早く点滅するので、
そのままキーを戻さずスタート方向に回すとエンジンは始動する。


今回の156の原因はCODEユニットの接触不良だったのだが、
バッテリーが弱っていたりすると電圧降下で、
CODEのデータが飛んでしまうことが希にあるので、
オーナーは憶えていた方が良い。

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