マセラティ3200GT

corsoueda2007-04-18

2000年を越えてから生産された車でこんなのを作ってもいいのか?
と、思うほど荒々しい3200GT。
初めて運転させてもらったのは4年ほど前だが、
今回、車検で入庫し、久々に運転したが、
やっぱり見た目と違い、荒々しい。
これがA/Tならばそうでもないのだろうが、
フェラーリなんかよりも運転にコツがいる。
アイドリング付近ではそんなにパワーも無いように思い、
軽く踏み込むとレスポンスが非常に良く吹けあがり、
トルクも急激に上がる。
以前に比べればクラッチも減ったようで、
繋がりもマイルドにはなったが、
それでも特にスタートは気を遣う。
コーナリング中は言うに及ばず、
直線でもデリケートにアクセルコントロールしないと、
ASR(エレクトロニック・アンチ・スキッド・コントロール)ランプが
すぐに点灯してしまう。
ペースを上げ出すと80年代のフェラーリや、
アルファロメオ75V6クアドリフォリオ(SZは別)
身近なところではターボ付きの2代目MR2初期型などに通じる、
死を予感させる車で「ああ、俺このまま死ぬかも・・・」と思わせる。
同じ様な年代でもポルシェなどドイツ車にはそんなことを感じない。
マセラティは特にBITURBO時代からそんな感じはあったが、
3200GTはその象徴の様な気がする。
V8NAになってからはかなりマイルドになったとは聞くが、
自分程度の腕ではなかなか手なずけることなどできない。
が、それがこの車の魅力なんだろうなあ。

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