HID

corsoueda2008-02-28

最近は軽自動車でも装備されているHID。
(画像 左:HID35W 右:ノーマル55W球)
HIDとはHigh Intensity Discharge lampの略らしいが、
要するに今までフィラメントを熱して発光させていたのとは違い、
ガラス管の中で放電させることで発光させているモノである、
理屈上は球切れということはない。
しかし、振動などでガラス管の中のガスが抜けることで点灯しなくなることはある。


街中などでHID風の電球をよく見かけるが、
それは電球のガラスに青い着色をしてあるだけのモノが多いので、
白く明るく見えても、実際は光量が落ちていることが多い。
以前、車検に行って光量で落ちたのだが、確認してみると、
その車には「100W相当」などと書かれた例の青い球が入っていた。
着色していない普通の安い球を入れてみるとそれだけで光量は上がり、
無事に車検は通ったこともある。
青い球は雨の日など運転者が点灯しているのかわからない様なモノも多いので、
個人的にはあまりお奨めできない。


HIDもアフターパーツとして発売され始めた頃、
自分でも何社かのモノを購入し自家用で試した。
品質に疑問があるメーカーのモノもあったが、
その明るさには感動したモノだ。
取り付けした車両よっては、HIDキットの方が高かったりもしたこともある。


最近また、ウチではHIDが流行って(流行らせて?)いる。
昔に比べれば半額以下のコストで取り付けでき、
信頼性も向上して薦めやすくなったからだ。
今月だけで10台以上の車両(ほとんどイタ車)に取り付けしたが、
今のところトラブルは皆無である。
古い車にHIDの白い光が似合うかどうかは別として、
消費電流もフィラメントタイプの球に比べ少ないので、
電装系への負担も減少する。
運転者自身も視認性が上がり、
自分の存在も確認されやすいので安全面からも有効である。
ただ、HIDにすると点灯時、ウィンカーがヘッドランプに近い車両だと、
対向車から、ウィンカーの点灯が認識しづらくなるというデメリットもある。
メーカーもそれを認識しているからこそ、
最近はドアミラーなどにウィンカーを装着しているのだろうなどと思う。

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