ランチア デルタ ガソリン漏れ

corsoueda2008-08-13

今日、入庫してきた16V。
ガソリンの減りが異常に早く、
ガソリン臭いとのこと。


デルタのガソリン漏れ修理でよくあるのは、
フューエルタンク上部プラスチック製ナットの割れと、
同じくフューエルタンク出入口のプラスチック製L型ジョイントの割れ。
両者共に金属製のパーツに交換するというモノだが、
上記のトラブルはリヤデフあたりからガソリンが漏れてくる。
確認のため、エンジンを始動すると、
助手席足下ぐらいからボタボタと地面に漏れ始める。
今回の原因は上記のトラブルとは違いフューエルホースだった。


デルタはリヤシート下にフューエルタンクがあり、
室内カーペット下を金属パイプ(16Vはプラスチックホース)が
助手席側サイドシルを伝い、助手席足下から
バルクヘッドを貫通して、そこからゴムホースに変換されエンジンルームに入る。
純正部品はフューエルポンプからエンジンまでアッセンブリーで、
送り側、戻り側セットで非常に高価だった記憶がある。
そこでゴムホース部分だけを交換するのだが、
このホースの交換はなかなか困難で、実に邪魔くさい。
エンジンルームからホースは一部しか目視することはできず、
手探りで交換してゆくのだが、
16Vまではホースの表面に布が張ってあるタイプで、
劣化は表面からだけでは確認できない。
おまけに送り側のホースは16V、EVO共に目視できないバルクヘッド部で、
結構な角度で曲げてありホースに負担をかける。


交換後のホースを曲げてみると、「ポキリ」と折れ、
ゴムの柔軟性はほとんど無い。
今回の16Vはおそらく今まで無交換だったと思うが、
EVO2最終でも無交換なら10年以上。
交換履歴が無いようであれば車両火災になる前に交換をお奨めするが、
邪魔くさいので、出来れば他所の整備工場で・・・、

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